イントロダクション
それは、いちばん大切なことに気付く旅

神戸で女子高に通う朝海のもとに、故郷福島に留まる同級生・本気(マジ)から一通のメールが届く。
「立入制限区域になっている母校の校庭に埋めた、タイムカプセルを掘りに行かないか?」。 同じ誘いを受けた小学校時代のクラスメイト二人、神戸で暮らす勝と横浜の夜の街で働く香雅里 、そしてひょんなことから朝海たちに同行することになった教師・岡里は、 一路福島を目指す。長い旅路の果てにたどり着いた地で、彼らは何を見て、何を感じるのか…。

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生きて、愛して、歌うこと。人と人をつなぐ音楽の力 イメージ02

神戸復興への願いを込めた歌『しあわせ運べるように』。物語は、福島で被災し神戸で避難生活を送る朝海が、阪神淡路大震災から20年という節目に、この歌を学校の行事で歌うことに違和感を覚えるところから始まる。「私の気持ちは、そんなに単純じゃない…」。
それぞれの場所で、さまざまな“想い”を抱えて生きる人々は、ひとつの歌を通してつながることが出来るのか?音楽は、未来へ前進する原動力になり得るのか?

「あまちゃん」の監督がフレッシュなキャストで描く、希望へのメッセージ

本作は2015年3月にNHKにて全国放送された特集ドラマ『LIVE!LOVE!SING!生きて愛して歌うこと』に26分を追加し、兵庫、福島の県域において限定的に放映された全長版。全国放送時にはカットされた未公開シーンを含む、再編集バージョンだ。
監督は、阪神・淡路の震災の15年後の神戸を舞台にした『その街のこども 劇場版』、社会現象となったNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で、被災地に生きる市井の人々を見つめてきた井上剛。過去の出来事として薄れていく震災の記憶を、誰のために、どう残し、どう伝えていくべきか?
そう考え続ける井上が、瑞々しいロードムービーの形を借りて描くのは〈悲しみの先にある希望〉。二つの震災を物語の背景に、思春期の少年少女の、普遍的な心の揺れを鮮やかに映し出し、『あまちゃん』とは異なったアプローチで、“リアル”に見せる。 脚本はNHK特集ドラマ『ラジオ』が文化庁芸術祭大賞を受賞した一色伸幸が、劇中の音楽は『あまちゃん』でも井上監督とタッグを組んだ大友良英、Sachiko Mが担当。
ヒロイン・朝海には話題作に相次いで出演している石井杏奈(E-girls)、他のキャストは渡辺大知(黒猫チェルシー)、 木下百花(NMB48)など、フレッシュな顔ぶれがそろった。